第13章 ~漆半~GO2
「弾け【飛梅】!!!」
桃が怒りに任せて始解する
「こんな処で斬魂刀を……浅薄!!自分が何をしているか判っているのか!?公事と私事を混同するな!雛森副隊長!!」
イヅルは桃を説得するが聞く耳を持たずギンを睨み付けている
「…そうかそれなら仕方無い…僕は君を…敵として処理する!!面を上げろ【佗助】!!!」
解号して二人が斬りかかった瞬間、刀はある人物によって止められる
「動くなよ…どっちも」
「……日番谷く…」
「捕えろ。二人共だ」
しかし冬獅郎は桃とは目線を合わせず、そこに駆けつけた乱菊と修兵に捕えるよう指示する
「総隊長への報告はオレがする…そいつらは拘置だ。連れていけ!!」
「すんませんな十番隊長さんウチのまで手間かけさしてもうて…」
「…市丸…テメェ今…雛森を殺そうとしたな?」
「はて何のことやら」
脇差に手をかけていたギンは白々しくその手を離す
「…今のうちに言っとくぞ。雛森に血ィ流させたらオレがテメェを殺すぜ?」
「そら怖い。悪いヤツが近付かんようによう見張っとかなあきませんな」
少しの間冬獅郎はギンを睨み付けていたが、その騒動に人が集まりだした為、藍染を降ろす様に告げその場を後にする
ギンは笑顔を張り付けたままその場に立ちすくしていた
「…………」
私は暫くその光景を覗き、藍染の亡骸を見つめるとその場を立ち去った