第12章 ~漆~GO
「助けて頂いて有り難う御座います。山田花太郎です」
「「逆におぼえにくい!!」」
深々と頭を下げ自己紹介をする花太郎に一護と岩鷲がツッコミを入れる
「えぇ!?皆さん覚えやすくていい名前だねって…」
岩「いや、絶対覚えにくい!!サラちゃんもそう思うだろ?」
「…サラちゃん?」
その言葉に一護は岩鷲の口を慌てて塞ぐ
「テメェ!!その名前は口に出すなって言ったじゃねぇか!!早速破ってんじゃねぇ!!!」
岩「わ…悪りぃι思わず…」
「いいよ。この子になら…」
私はそう言うと襟巻きを外し素顔を晒した
岩「うわっ!!初めて見たけど...サラちゃんって凄ぇ美人じゃねえか///」
「おい…惚れんじゃねぇぞ…」
さっきよりも凄い剣幕で睨む一護に岩鷲は冷や汗が流れる
岩「…はい(てかコイツ自分で好きってばらしてんなι)」
「サラさん!!」
次の瞬間、花太郎はサラに飛び付いていた。
「花…久しぶり♪」
その光景に一護と岩鷲は驚きを隠せない
「生きてたんですね…いきなりサラさんが死んだとだけ聞かされて僕は…」
「心配してくれたの?ありがとね」
涙を流す花を宥めながら私は抱きしめ返す
「わぁっ!?僕ったらなんてコトを////」
「いいじゃない…久々の再会ですもの♪」
「ハイ……//////」
サラの久しぶりの優しさに花太郎は暫くの間身を委ねていた