第12章 ~漆~GO
私が一護の後を追うと一護は岩鷲と合流しており、一人の死神を人質に追手と対峙していた
「おらぁ!!テメーら道開けろ!!!」
岩「テメェらの仲間殺されたくなかったらな!!」
(あぁ…あんな事してι)
隊「何…やってんだ?」
全く動じない死神達に一護達は若干の焦りを感じる
「え…何って…人質?」
隊「俺らとそいつが仲間に見えるか?」
「……違うのか?」
「ぼ…僕は四番隊、あの人達は十一番隊です…」
一護が問いかけると弱々しく答える人質の死神を見て私は目を見開く
(あの子は…)
隊「俺ら十一番隊は護廷十三隊最強の戦闘部隊。それにひきかえ四番隊は弱すぎて救護しかできねえ十三隊最弱のお荷物部隊…故にに俺ら十一番隊は四番隊が…大っ嫌いでーーっす!!!」
「その言い方は酷いんじゃない?」
涙を流しながら笑いまくる十一番隊の隊員の前に私は立ちはだかった
「私一人が相手でも構いませんよね?」
隊「一人だと!?女が何言ってやがる!!」
「一護と岩鷲君はその子連れて先に行って?すぐ追いつくから…」
岩「おいおい…いくらなんでも一人は無理だって…」
「ね、お願い…」
サラの真剣な瞳に一護達は頷くしかなかった。そして一護達が居なくなるとサラは隊士達に縛道をかけた
隊「なっ!!?俺達と戦うんじゃねぇのかよ!?」
「戦うなんて一言も…それにすぐ追いつくと約束しましたから。暫くしたら解けますよそれ♪」
そう言うと私はそこを離れ一護達に追いつき、そして倉庫へと身を潜めた