第12章 ~漆~GO
二人の戦いを見届けた私は一護の元へと駆け寄り傷を治す
暫くすると、一護はゆっくり目を覚ました
「ん……サラ?」
私は微笑むと一護に顔を近付け囁いた
「バレちゃうから名前は呼んじゃ駄目…」
「あ…わ、悪りぃ///」
一護はサラのその行動に顔を赤くするもすぐに飛び起きる
「アイツ!!一角って奴の傷も治してくれねぇか?」
「大丈夫…一護ならそう言うと思ってもうある程度は治したから」
すると一角が意識を取り戻したので私はサッと顔を隠した
斑「……なんでオレは生きてんだ?」
「目ェ覚めたか。オレの仲間が治したんだよ」
一角は首を傾け一護が指差す方にいる私を見やると舌打ちをする
斑「誰だか知らねぇが助けられて永らえるとはとんだ恥さらしだぜ……体さえ動きゃてめぇをブッ殺してるところだ…!!」
「なんだそりゃ。そんな事言われんなら助けなきゃよかったぜ…まあ感謝してもしてなくてもどっちでもいいや。こっちは質問がしてぇだけだ」
斑「そんな事だろうと思ったぜ…何が知りたい?」
「朽木ルキアの居場所」
その内容に一角は怪訝そうに眉をひそめる
斑「朽木?オマエらあんなガキに何の用だ?」
「助けに来た!」
自信満々に言い切る一護に一角は呆気に取られ途端に爆笑した