第11章 ~陸~AWAKE
金彦と銀彦が巨大火筒の花鶴大砲の下準備を始める
石「こっ…こんな時に何の冗談を…花火師だか何だか知らないがそんなもので僕達を打ち上げる!?どうかしてる!!」
それを聞いた空鶴は硝子の球の様なものを一護に手渡す
「……何だそれ?」
夜「霊珠核か」
「そうだ。そいつに掌を押し当てて霊力を込めてみろ」
「すまぬが一護は死神代行ゆえ鬼道が全く使えんのじゃ…ι」
「何だと!?仕方ねぇな…今から地下練武場で霊力集中の練習に入れ。しっかり練習しろよ?一人でも集中乱したらその場でドカンだからな!!」
空鶴が言い放った途端、一護達は金彦達に抱えられ連れていかれその場には空鶴と岩鷲が残った
「…姉ちゃん…本当にあいつらの手助けするのか…?」
「……どういう意味だ?」
「オレは嫌だ!!死神の手助けするなんてそんなの…オレ…兄貴に何て言やいいんだよ!?姉ちゃんオレ…」
「岩鷲!!言った筈だ二度と……"その話はするな"ってな。分かったらさっさと行け…いいか、アイツらの前で絶対にそんな情けねえ面見せんじゃねえぞ」
振り返った空鶴の目はとても冷たく岩鷲は無言で走り去った
そして何時間か経った頃、空鶴は仏前で一人酒を呑んでいた
「…悪い兄貴…俺、死神共の手助けする事にしたよ…アンタを殺した…死神共の手助けさ。だけど…アンタがもし生きていたら…そしてもしアイツらを手助けしなかった俺を見たらアンタは絶対俺を叱るだろ?……死神を愛し…死神として死んだアンタなら…」
そして猪口の酒を一気に呑み干すとそのままの大声で叫んだ
「おいっ!!さっきから居るのは判ってんだ!!さっさと入って来やがれ!!!」
すると襖が開き、サラが中へと入っていく