第11章 ~陸~AWAKE
「ん……?夜一殿?」
見知った人物を見つけた双子は臨戦態勢を解いた
「いやぁ~暫くお目にかからなかったので分かりませんでしたぞ!!」
「久しぶりじゃな金彦、銀彦。中へ案内して貰えるかの?」
「勿論です!!ささ、こちらへ」
金彦と銀彦に案内され私達は家の中と入りある部屋へと案内される。そこには目的の人物がいた
「よう久しぶりじゃねぇか夜一」
そこには男勝りで片腕の無い女が片膝を立てて座っていた
「「く…空鶴って…女!?」」
空鶴を男だと思っていた一護達は思わず叫ぶ
「…実はの空鶴、今日は御主に頼みがあって来たのじゃ」
「だろうな。お前が来る時は大概そうじゃねぇか…面倒事か?」
夜一は空鶴にここに来た経緯を話した
「…成程。話は大体分かった…いいだろう引き受けてやる」
「本当か!?」
「浦原も噛んでるんじゃ断るに断れねえしな。ただし…俺はあんたの事は信用してるがそのガキ共まで信用した訳じゃねぇ。見張りの意味も込めて俺の手下を一人つけさせてもらう…異存はねぇな?」
空鶴のその言葉に夜一は静かに頷いた
「手下…?」
「まぁ手下っつっても俺の弟だ。まだ糞ガキで使えた奴じゃねぇがな…おい!!」
そう言って空鶴は襖を開けると一人の男が顔を出す
「は…初めてまして。志波岩鷲と申します。以後お見知りおき……!?」
そして次の瞬間一護と岩鷲はお互いを掴みにかかり殴り合う
先程、長老の家で一悶着を起こした相手がそこにいたからだ
「何なんだテメェら!?顔合わせるなり殴り合い始めやがって…」
「だ…だってよ姉ちゃんアイツが…」
「口答えすんな!!おいそこのガキ!!ここは俺の家だ…俺のやり方に文句があるなら出ていきな!!」
空鶴は一護の頭を鷲掴みして凄むと一護は冷や汗を流す
「す…すみませんでした…ι」
「よーしなら全員立て!!立ったら黙って俺について来い!!」
そして連れて来られた場所には巨大な筒があり皆が驚いていると空鶴が口を開く
「こいつで瀞霊廷ん中にテメェらを空からブチ込むのさ」
「「空 !?」」
「そうじゃ。なんたって彼奴の名前は志波空鶴…流魂街一の花火師じゃからな」