第11章 ~陸~AWAKE
「おい…ドコ見てんだよ!?」
その声にギンは一護に向き直る
「…キミが黒崎一護か。ほんなら尚更…ここ通すわけにはいかんなあ」
そう言ってギンは一護から離れ間合いを取る
「何する気だよそんな離れて…その脇差でも投げるのか?」
「脇差やない。これがボクの...斬魂刀や」
「一護!!」
サラが叫んだ瞬間、ギンは笑みを浮かべ呟いた
「射殺せ【神鎗】」
目にも留まらぬ速さでギンの斬魂刀が伸び一護に迫り来る
しかしそれを寸での所で一護の前にサラが現れ持っていた脇差で受け止める
しかしその衝撃で一護と兜丹坊は数m先まで吹っ飛ばされる。サラも少し後ずさるがそれを見たギンは斬魄刀を収める
織「黒崎君!!サラちゃん!!」
「バイバーイ♪」
その言葉を境に枷がいなくなった門は閉まっていく
そしてギンはサラを見ながら呟いた
「…また後で会おうな?」
「.......!!」
ギンは笑顔で手を振ると同時に門が閉まり辺りに静けさが拡がった
茶「一護…大丈夫か!?」
倒れている一護を心配して皆が近寄ると一護は勢いよく跳び起きる
「痛ってー!!!!ちくしょー何だよあの野郎!?危うくケガするとこだったしゃねえか!!…ってサラは!?あいつオレを庇って…」
叫びながら一護はサラを見るとサラは眉間を寄せて門を見つめていた