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月に泣く~BLEACH~

第11章 ~陸~AWAKE


一護の修行から70時間が経過した頃、私は勉強部屋へと戻って来た


ジ「サラ!!もう大丈夫なのか?」


「うん。ごめんね?少し寝たから大丈夫…喜助さんちょっといいですか?」


喜助さんと私は皆から離れた所へ向かう


「喜助さん…夜一さんとの話聞いてたよね?」


「…バレてましたか、すみません」


「心配して来てくれたんでしょ?謝らないで。…もう大丈夫だから」


「サラさん…私も貴女の力が戻る様に一緒に考えます。だから…」


「もういいの!!…もういいから…今は一護の事だけを考えよう?私の力以前に一護に力が戻らないと先に進めないし!!」


辛そうなのに笑顔で話すサラに喜助はもう何も言えなかった


そして72時間が経過しようとしていた
それは死神に戻れる最高の時間、そして虚になってしまう時間…


72時間後、苦しむ一護の顔には虚の仮面が現れていた


雨「…救済措置に入ります」


「待った、駄目だよ雨。普通、整が虚に堕ちる時最初に爆散して組み変わるが彼は順序が逆だ。体は整のまま最初に仮面が生まれてきている」


「…ならこれは一護の抵抗の証。一護が死神に戻る可能性がまだ残ってるならもう少しだけ…一護が本当に虚になるまでほんの少しだけ…」


私の言葉に頷く喜助さんをよそに、鉄裁さんは声を荒げた


「限界です店長!!封殺型に切り替えます!!」


穴の中いた鉄裁さんは一護に縛道をかけ封殺していく


ジ「お…おいっ!!そんなの食らわしたら死んじまうぞ!?」


ジン太の叫びも空しく、縦穴の中から大きな爆発音が響いた


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