第10章 ~伍半々~NEW3
一護と石田の闘いが終わって数時間後、織姫とチャドはある場所にいた
織「ここは…あれ?茶渡君おはよう」
茶「…おはよう井上」
気を失ってた織姫とチャドは知らない部屋で目が覚めた
「おや~ようやくお目覚めみたいっスね」
織「えっと…誰…?」
茶「オレも知らない…ただ…どうやらオレ達は…あの男に救われたらしい…」
織「救われた?」
「良かった~二人共起きたのね」
織「サラちゃん!?」
茶「どうしてココに…」
「居候してるの。二人は虚に襲われてココに運ばれて来たんだよ…もう気付いてるでしょ?自分の力に」
茶「ああ…最近、急に変な能力が使える様になって…」
織「うん。今まで見えなかったお化けとか霊とか見える様になって…黒崎君達が戦ってるの知って…」
「そこから先は私がお話ししましょう」
喜助さんは織姫達に妙な力が生まれた理由、そして一護達との関係を話し始めた
織「黒崎君が……何って…?」
二人は喜助に自分達の奥底に眠る能力が一護の高い霊力によって引き出された事を聞かされた
「…というわけで混乱すると思って話しましたが、後はお二人次第です」
「オレ達…次第?」
「この世界に足を踏み入れるかどうかです。これは危険が多いし並大抵な事じゃない。生半可な気持ちで踏み込むと死ぬかもしれない…それでもやりますか?」
喜助さんの声が少し低くなって、私は視線を伏せた