第10章 ~伍半々~NEW3
サラを連れ出した偽一護を追って一護達は街を捜し廻っていた
「あぁッ!ちくしょう!!見失っちまったじゃねぇか!!オレを!!」
「モラトリアムだな」
「そんな分かりづらいツッコミしてる場合か!!ちゃんとオレっていうかあいつを捕まえねぇと…」
「ややこしいなυ」
「オマエも見ただろ?あの教室の騒ぎ…オレっていうかアイツはオレの体使ってサラにキ…キ…キッ///」
「キッスをしたようだな」
「だァァッ!!言うなボケ恥ずかしい!!///」
「残念だったな?自分じゃなくて」
「なっ!?///」
「でも初めてがサラで良かったではないか」
「な…何で初めてって知って!?///」
―――――――
「ねぇ…そろそろ一護に体返してあげて?」
「ヤダね。やっと外に出れたんだ。楽しいなぁ~♪モッドソウルって色んな能力の奴がいたらしいけどオレ目立つ能力で本当に良かったぜ」
「モッドソウル…」
気がつけば偽一護は小学校へと来ており、校舎の隅にいる小学生達を見ていた
「…あれ何してんだ?」
「あれは…ゲームだけど」
サボっているらしい小学生達は携帯ゲームに夢中になっていた
「体育なんてかったるくてやってらんねぇよな」
「さぼり決定♪あーまた負けやがったよこの主人公…ちゃんと戦えよ。誰がお前作ったと思ってんだよ~」
「消しちゃえば?」
「そだな。ご主人様の言うこときかねぇヤツは死ねッ!!」
「あー本当に消しやがった(笑)」
「いいんだよ!もっとイイやつ作るから…」
その会話を聞いた偽一護は急に私を下に降ろし小学生達のゲームを壊してしまう
そして再び私を抱きかかえ走り出した