第10章 ~伍半々~NEW3
「―――!?」
(何...?私、キス...されてる?)
た「一護!?自分が何してるかわかってんの!?冗談じゃ済まされないよ!!」
悲鳴と雄叫びが聴こえる中、たつきは机を持ち上げ偽一護に投げつけるが簡単に交わされ教室の中は大惨事となる
「何だよ。別にいいじゃねぇか…なぁ?」
「お願い…離して?」
「…やだ♪」
偽一護は妖しい笑みを浮かべると先程より深いキスを私に落とす
「んぅッ…!!」
ル「そこまでだ!!」
突然、任務を終えたのか一護とルキアが教室に飛び込んでくる
「やべっ!!」
「なっ!?お前…///サラに何してんだよ!!その手離しやがれ!!!」
「一護!!あ…ちょっ…キャア!!」
「じゃーな、あばよ!!」
偽一護は私を抱きかかえると、三階の窓から飛びおり逃げ出した
「なッ!?ちょ、待て!!サラを返しやがれ!!…どうなってんだ?あいつ一体…」
ルキアは窓から下を見下ろすが既にその姿が無いのにある事を思い出す
「まさか…いや間違いない。奴は……"改造魂魄"だ!!」
―――――――
その頃、浦原商店―――
「おやおや~!?」
喜助がある箱が開いている事に気付き雨に尋ねると、今朝その中にあった商品をルキアに売った事が分かる
ジ「よく見ろこれ、なんて書いてある?読んでみろよ」
雨「…ソーワルピン?」
ジ「どこぞの中国人だ!?"そあくひん"だ粗悪品!!スッゲェ質の悪い商品を客に売ったんだよテメェは!ふざけんな!!」
俯く雨の髪を引っ張るジン太を喜助は嗜める
「こらこら、喧嘩しない」
「しかし、この義魂丸は困った事になりそうですなぁ?」
「そうッスねぇ…どっちにしろ早めに片付けないとねぇ。彼がどんな事をしでかすかわからないし」
そう言うと喜助達は義魂丸の回収に向かったのであった