第9章 ~伍半~NEW2
オマケ
「そういやサラってどんな感じだったんだ?」
「どんなとは?」
一護の質問にルキアは眉を寄せた
「いや、死神だった時のサラってどんなんだったのかなーと...」
「気になるか?」
「えっ?いや...まぁ...」
しどろもどろの一護を横目にルキアはふっと笑うと、懐かしむ様に目を細めた
「昔より話し方は幼くなったかな…だが心根は全く変わってはおらん。思慮深く聡明で...サラは誰からも愛されていた」
「へぇ…それってやっぱ...」
「サラを好いている奴は沢山いたな...」
「あっそ」
そっけない態度の一護に目もくれずにルキアは自分の事のようにサラを自慢する
「友達作りが上手くていつも皆に囲まれていて…私の初めての友だ。私はサラに幾分も助けられた…」
「あー...何かオマエそういうの下手そうだもんな」
「何ぃ!?貴様こそサラに気持ちを伝えるのが下手くそではないか!!」
「なっ何言って!?」
「私が気付かんとでも思ったか!!そんなのは承知!!」
「~!!!だったら何だよ///」
「白状したな一護…これで弱味を握ったも同然。これから私に逆らうとどうなるか解るだろう?」
ニヤリと笑みを浮かべるルキアに一護はフツフツと怒りが込み上げていく
「テメっ!?引っかけやがったな!!…ちきしょーーー!!!!」