第9章 ~伍半~NEW2
休み時間、オレはルキアに呼び出されていた
「で、何でここにいるんだ?尸魂界とやらに帰ったんじゃなかったのかよ」
「今の私にはあそこへ戻る術がない。私が…死神の力を失ったからだ!!」
ルキアの持っていた力はオレに奪われ、外見からは分からないがオレの"魂"は死神化をしているらしい
そこでルキアは死神の力が回復するまでオレに死神の仕事を代行するよう要求した
「あァ!?」
「当り前だろう。今死神の力を持っているのは貴様なのだからな。勿論私が補助はするが―――」
「一護!!」
その声にオレは振り返りルキアの元を離れる
「今頃登校してきてどうしたんだよ?」
「ちょっと寝坊?それより大丈夫?トラックが突っ込んだって聞いたけど…」
「あぁ大丈夫、皆ケガ一つしてねぇよ」
「…本当にトラックなの?」
「え?」
「ううん…一護がケガしなくて良かった」
心配そうに微笑むサラにオレは笑みを返し頭をポンと撫でた
「あ…ありがとな///」
「黒崎君…ちょっといいかしら~?」
痺れを切らしたのかルキアはオレを引っ張っていく
「イテッ!!何だよ?」
「たわけっ私は転校生なのだぞ!?紹介をしろ!!公衆の面前でいちゃつきおって…お前の女か?」
「なっξ違げぇよ///紹介すりゃいんだろ!?おいサラ、こっち来いよ」
「…サラ?」
「サラ、こいつ転校生の朽木ルキア。んでこっちが同じクラスのハルカサラ…ってルキア聞いてんのか!?」
ルキアはサラの姿をみて言葉を失っていた