第8章 ~伍~NEW
「………ぇ?」
「お…覚えてねぇか?3ヶ月前にあった黒崎…」
「黒崎…」
キョトンとするサラの顔に焦りを感じだす
「(本当に覚えてねぇのかよ…まぁ一度会っただけだしな…)…いや、覚えてねぇなら――」
「黒崎…苺ちゃん?」
「苺じゃねぇ一護だ!!!」
突然の発言に思わず大声を上げたオレに悪戯っぽく笑顔を向けるサラにホッと胸を撫で下ろす
「何だよ…覚えてんじゃねぇか」
「まさかこんな所で会うなんて思わなくて…ごめんね怒った?」
「…別に///」
首を傾けて謝るサラに可愛らしさを感じ柄にもなく顔が赤くなるのを感じた
「良かった♪」
穏やかに微笑むサラに周りから悲鳴が上がる
「えっ?何?」
「…まぁ気にすんな」
「僕達は君らの関係が気になるけどね?」
背後から水色達が近寄り話に加わってくる
「小島。それにチャド…あと浅野」
「ついで!?」
「一護やるじゃない。今や君ら注目の的だよ?」
「あ?どういう事だよ」
「誰もが話したい美女に周りの目も気にせず話しかけたからね。見てみなよ羨望と嫉妬の数…」
周りに目を向けると皆が凄い形相で一護を睨んでいた
「げっ…ほとんど嫉妬じゃねえかυ」
「初めましてお嬢さん♪僕は小島水色。よろしくね?」
「はいはいっ!!俺は浅野啓吾ッス!!こんな美女とお近づきになれるなんて光栄ッス!!グッジョブ一護!!!」
「お…おぅυ」
「茶渡泰虎だ」
「固ぇなチャド。あっこいつチャドな?」
茶「…茶渡だ」
「えっと…水色に啓吾にチャド?」
「そうそう♪お嬢さんは?」
「あっごめんね、ハルカサラです。サラでいいよ」
「そう?じゃサラちゃんだね」
「サラちゃん…いい響き…」
「宜しく…サラ…」
「チャドが呼び捨てって珍しいな?まぁ...そんな感じだ」
「皆ヨロシクね」
そう言って微笑むサラに皆一瞬にして顔が赤くなった
「(浅野はともかく小島にチャドまで…。)こいつらいい奴だからヨロシクな」
「うん!!」
そのサラの笑顔はオレまで笑顔に変えた