第8章 ~伍~NEW
教室に入るとすぐに噂の美女が誰か分かった
腰まである艶のある黒髪
透き通る白い肌
花弁の様な可憐な唇
均整の取れた体にスラリと伸びる長い手足
そして何より曇りのない綺麗な瞳
間違いなく彼女の事だった
しかもオレはその彼女を知っている。以前あった時より更に綺麗になっている様に思えた
水「うわぁ…本当に凄く綺麗だね彼女」
茶「う…うむ////」
啓「あぁ…生きてて良かった。さっきは人生終わったかと思ったがオレの学園生活は今から始まるんだ!!!」
一「………ちょっと悪りぃ」
一護はそう言うと水色達をおいて噂の美女の元へ近寄っていく
当然の如く廊下の集団を含め辺りはざわつくが、美女は席に着き、外を眺めていてこの状況に気が付かない
啓「えっ?一護さん!?ちょっと抜け駆け...」
水「へぇ…こんな大勢の前で一護って大胆なんだね?」
茶「…一護?」
一護は美女の目の前に立ち声を掛ける
一「…サラ?」
その声に振り返る顔を見てドクンと心臓が跳ねあがった