第7章 ~柶半~CHANGE2
「…なんで…こんな事……」
瞳に涙を溜め肩で息をする私を見ながら、ギンはククッと笑った
「なんでって…サラちゃんが好きやからに決まっとるやろ?」
ギンはそう言うと私の両手を左手で纏め上げ、壁に押さえつける
「……やっ!!!!」
「目に涙一杯溜めてもうて…でもそんな顔、男を煽るだけで…?」
ギンは妖艶に微笑むと、私の首筋を下から上に舐め上げる
「…あぁっ!///」
「首弱いん?…ならこっちは…」
耳元で囁いたかと思うとギンはそのまま耳の裏を舐め耳朶を甘噛みする
「あっ…やぁッッ////」
「首といい耳といい…感じやすいんやね...」
「そ…そんなこと、なっ…あぁッ///」
ギンはそう言いながら首筋から胸元に紅い印を付けていく
「サラちゃんの感じてる顔…凄くそそるなぁ」
「………////」
耳元で掠れ声を出され鼓膜を刺激された私は首を横に振り頬を紅くする
なにこれ...
こんなの知らない
「ホンマに可愛ぇなぁ♪でも…まだまだこれからやで」
ギンはそう言って私の顔を自分に近付けるとニヤリと笑った