第7章 ~柶半~CHANGE2
「んで?また置いてあったの?その向日葵…」
あれから何度も一輪の向日葵が送られる
だがどう考えても相手の素性が分からない為、その度に乱菊達に相談していた
「うん…ここに来る前に隊舎に寄ったんだけど、出る時にね」
「…てことはサラの行動を相手は知っているという事だ」
「やだそれってストーカーじゃないの!?」
「え~?まだそうとは…」
「でも何で向日葵なんだ?」
「確か向日葵の花言葉って…」
【ずっとあなたをみている】
「「「…………」」」
「イャーッ!!!やっぱそうじゃないのよ!?アンタ何か変わった事ない!?」
「う…うん花が置いてあるだけよ。誰なのかしら...」
「…零番隊の隊舎は仮屋だからな。入ろうと思えば誰でも入れる。…気をつけろよ?」
「心配してくれるの冬獅郎?」
「やーん隊長たら...愛ですね❤」
「バカ野郎…ふざけてる場合か。何かあってからじゃ遅いだろうが」
「そうね…少しでも何か感じたらすぐに言いなさい?あとそんな気味悪いの捨てちゃいなさいよ」
「でも花に罪はないし…」
「アンタねぇ…υもう少し男に対して危機感持った方がいいわよ?絶対流されるタイプね。隊長チャンスですよ?」
「何のだよっ!?////」
「ん~…大丈夫よ。きっと…」
私はこの時の出来事を深くは考えていなかった
これから起きる出来事に関わっているとも知らずに……