• テキストサイズ

月に泣く~BLEACH~

第6章 ~柶~CHANGE


剣八はサラの腹部に木刀を突きつけた…筈だった
だがそこには木刀に掛かる隊長羽織だけ


「なに....ドコ行きやがっ...!?」


剣八が驚いていると急に体が後ろに倒れていき、それがサラの仕業だと解るのに時間は掛からなかった


「成程…空蝉か」


や「うつせみって?」


弓「その場に上衣だけを残し瞬時に別の場所に移動する隠密歩法…隊長ともなるとそんなのも出来るんだね」


や「ふーん...」


「…これでお稽古は終了。ね?剣ちゃん」


「チッ…まぁいい....この体勢も悪くねぇからな(笑)」


サラは倒れている剣八の上で木刀を突き付けている為、剣八に覆い被さる形になっている


「女から跨がられるなんて久しぶりだな…」


そう言うと剣八は、サラの太股を下から上にゆっくりと撫で上げる


それを見た一角は赤くなりながらもやちるの目を両手で覆い、弓親も呆気に取られていた


「………こら」


サラは剣八の頭を木刀で小突くと、立ち上がった


「イテッ…減るもんじゃねぇし、かてぇこと言うんじゃねぇよ…」


剣八は立ち上がるとサラを見下ろす


「おいサラ…オレの女になれ」


斑「隊長!?いきなり何を…」


「強気な女は嫌いじゃねえ。悪い様にはしねぇが?」


ニヤニヤしながらの突然の告白にサラは小さく溜め息をついた


「…私より強くなったらね?」


「…はっ!!面白ぇ。お前、本気でイイ女だぜ」



それからサラは剣八と顔を会わせる度に、"オレの女になれ"と言われる様になった


/ 721ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp