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月に泣く~BLEACH~

第6章 ~柶~CHANGE


振り返るとそこには髪に鈴が編み込まれ、右目に眼帯をした男に桜色の髪をした女の子


「更木隊長…」


「堅えな。剣八で―――」


「サラ~~~♪♪」


剣八の声を遮り、剣八の肩から少女が飛び付いて来る


「やちるっ♪」


「おいやちる…人の話遮るんじゃねぇよ」


「大丈夫!!ちゃんと聞いてたもん。あのね、剣ちゃんが剣ちゃんって呼んでって!!」


「ちげぇ...誰が剣ちゃんなんて…」


「えと…剣ちゃん?」


首を傾げて名前を呼ぶサラに剣八は黙る


「…まぁいい。で、今日の事だが…」


全「(隊長が副隊長以外にあだ名を許した!?)零番隊隊長すげぇ…」


ザワザワした中、サラは詳細を聞く


「…つまり私一人でここにいる隊士達に剣術を教えるのね?」


「あぁ。適当な人数で向かって来るから倒したら次のヤツが入れ替わりで入る。剣は木刀だし数もせいぜい百人だ。零番隊の隊長なら簡単だろうが」


「簡単に言ってくれますね」


「ヤツらも仮にも十一番隊だ。喧嘩好きの荒くれ者だから女だからって容赦ねぇから気抜くとケガするぜ」


「剣ちゃんは?」


「オレだとアイツらビビりやがって稽古にならねぇ」


「そう...なら早速始めようか?」


私は長い髪を頭の上で一つに束ねる


「おいっ髪を纏めるなんざ最初から本気かぁ?」


「ふふっ…まさか」


私は一角のその言葉に挑発的に笑う


「そう…君はその髪型も美しいがいつもの下ろした姿の方がもっと美しいよ?だから…その髪紐解いてあげる!!!!」


弓親が叫んだのをきっかけに、隊士達が声を粗あげ私に向かってくる


「さすが護廷十三隊一の戦闘部隊…でも」


次々に隊士達を倒していく。そしてあっという間ぬ一角と弓親の二人だけになった


「一角に弓親…二人共やるわね」


「いくら隊長とはいえ、十一番隊が不甲斐ないって思われたら癪だからなぁ。いくぜ――」


「待て!!!!テメエらはここで終いだ!!!」


「隊長!?」


「交代だ一角弓親。後はオレがやる…」


「………なるほど」


笑みを浮かべ近づいてくる十一番隊隊長に私は小さく息をついた

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