第6章 ~柶~CHANGE
隊長就任の儀を数日後に控え、私は十番隊舎で残務整理を行っていた
「今日でサラとはお別れねぇ…寂しくなるわ」
「お別れって言っても零番隊は特務な訳で滅多な事が無いと出動しないから普段は他隊の補佐だって、じぃが言ってたわ」
「そうなの?ならまた一緒に仕事出来るのね!!」
乱菊は嬉しさを全面に出して私に飛び付いてくる
「も~零番隊様様だわっ!…ところでアンタ、その格好で就任式に出るわけ?」
「え?そのつもりだけど…」
「アンタ隊長に成るんだから少しは個性出さないと!!そんな死覇装じゃ一般隊士と変わんないじゃない」
「…隊長羽織着るだけじゃダメなの?」
「ダメね!!もっと個性を出さないと~例えば私みたいに胸元をはだけさせるとか…」
そう言いながら乱菊は私の死覇装の胸元を大きく開ける
「…お前等仕事中なの分かってんのか?てか松本…テメェ何やってんだ!!」
最初は黙っていたものの、乱菊の突然の行為に冬獅郎は声を荒げる
「何って…長所は活かさないとじゃないですかぁ。隊長知ってました?サラって着痩せするタイプでかなり良いの持ってるんですよ~ほら❤」
「なっ!?見せるな///サラも嫌がれよ/////」
「全部見えてる訳じゃないし…乱菊こんなのしょっちゅうだから」
「しょっちゅうって…オマエら何してんだよ...」
「隊長やらし~何考えてるんですかぁ?」
「松本ッッッ!!!!!!!」
「まぁこんなエロガキはほっといてさ、アンタ折角いい物持ってるんだから勿体無いわよ?胸じゃなくてもさぁ…あっアンタ足綺麗なんだから出したらどう?」
「足?…そう?」
「何言ってんの!!普段は死覇装で隠れて見えないけど、かなりの美脚よ!?私が言うんだからそうしなさい!!」
「乱菊オシャレですものね」
「…どんな理屈だよυ」
「アンタだってセンスいいんだからこれを機会に自分なりに着崩してみたら?」
「そ、そうね...」
乱菊の勢いに押され、私は思わず返事を返していた