• テキストサイズ

逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第15章 落涙


「岡本さーん。」

少し離れた先に岡本さんの姿を見つけ、走り寄る。

近づけば、思いもよらない人が勢揃い。

中村さん、入野さん、岡本さん……。

胸に掛かり、ずっと晴れなかった靄(もや)が一気に濃度を上げる。

「中村さんに入野さんに岡本さん。」

「勢揃いですね?」

口から勝手に言葉が発せられる。

私の中に立ち込める靄。

光を遮断し、真っ暗にする。

一歩近づき3人の顔を見つめる。

大きく息を吸って、ゆっくり吐き出す。

「中村さんと入野さんって、月島さんとご関係お持ちですよね?」

ニッコリ笑って、二人に話し掛けた。


/ 549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp