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逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第14章 朋友


目の前のグラスのカクテルを飲み干す。

「巧くん。そろそろ帰るね。」

近くにいたスタッフの巧くんを呼び寄せる。

「え?もう帰っちゃうの?」

「うん…ユキの仕事の邪魔しちゃ悪いから。」

「話聞いてくれて有難うって伝えてくれる?」

「それからごちそう様って。」

「また来るね。」

精一杯の笑顔を作ってみる。

少し高いイスから滑り降り、預けた荷物を受け取り扉を開いて外へと歩みを進めた。
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