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逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~
第11章 内密*
「ここは違う。」
独り暮らしにしては多い部屋の数。
衣装部屋に書斎。
段ボールが積み上げられた部屋。
「ここか?」
扉を開けば、広がる空間。
電気を付けると、そこにはダブルベッド。
「寝相でも悪いのか?」
体の小さい日菜乃には不釣り合いなベッド。
興味本位でベッドサイドのテーブルに乗る小さな引き出しを引き出す。
見慣れた小袋。
丁寧に一つずつ切り取り済み。
BOXティッシュに、ゴミ箱。
「ふーん。」
俺は引き出した棚を閉めた。
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