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逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第72章 仮寓


家に帰っても信彦さんはいない。

そんな日が何日続いてるんだろう。

ご飯を作っても一人で食べる回数が増えた。

寝顔は見られても顔を合わせる時間は減った。




人気声優だから、仕方ない。

私には勿体ない人。

隣にいられるだけで十分。

寝顔でも見られるだけで十分。

そう言い聞かせるようになったのはいつから?

一人で食事をする事も眠る事にも慣れた。

「信彦さん…おやすみなさい。」

独り言のように呟いても返事は返ってこないんだった…。


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