• テキストサイズ

逢ふことの(裏)~声優さんと一緒~

第62章 衷心


店に入って、通された半個室。

襖を閉めれば二人だけの空間。

テーブルにつくと、大きく息を吸ってヒナが頭を下げる。

「先日は、大変ご迷惑をお掛けしました。」

「手当てまでして頂いたのに、ちゃんとお礼も言えず。」

「能登さんのところで少しお世話になった後に、家に帰りました。」

「落ち着くまで少し時間は掛かりましたが、今までの生活に戻ることが出来ました。」

「ありがとうございました。」

真剣な眼差しでオレを見つめる。

「随分畏まっちゃって。」

「茶化さないでくださいよ。」

「珍しく真面目に話してるんですから。」

「あの時は、どうなるかと思ったけど落ち着いたようで良かったよ。」



/ 549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp