第47章 冀求＊

激しく動かされると、同じように腰を動かしてしまう。

なんてはしたないんだろう。

カラダが貴方を求めてしまうの。

こんな私を嫌わないで。

もっともっと私を壊して。

理性なんてずっと前にどこかに行ってしまったから。



「日菜乃ちゃんっ」

「んっ…岡本さんっ…もっと」

「お強請り上手っ…ご褒美あげる」

ギリギリまで引き抜いては一気に奥まで突き上げる。

「ぁっ…気持ちっ…良っ」

意識とは別にお腹の奥がキュッとなる。

岡本さんから滴る汗が私の肌に流れ落ちる。

「キュッてしたね。ボクも気持ちいいよ。」

そう言って何度も何度も打ちつける。

わざと秘芽に擦りつけて、私を限界へ導く。

「岡本さんっ…もう…イっちゃう」

「いいよ。限界に連れて行ってあげる。」

カラダに覆い被さり、唇を塞がれより一層早くなる動きに比例して快楽も高まる。

どちらのものか分からない唾液に吐息。

一気にカラダが強ばり、息も出来ない。

背中に回した手に力を込めツメを立てる。

「んんっ……っ」

塞がれた唇のせいで出せない声。

吸えない酸素。

意識が飛びそうになりながらも、それでも快楽を味わってしまう。

限界はすぐそこ…………