第47章 冀求*
「ぁっ…っ」
触れられる箇所が熱い。
自分でも恥ずかしくなる声が部屋に響く。
わざと立てられる水音。
時折聞こえるジュッと吸われる音と感覚。
差し入れられる長い指が私のナカで予測不能の動きをみせ、快楽を与え続ける。
時折吹き込む夜風。
遮光カーテンの隙間から漏れる月の光。
「岡本さんっ」
名前を呼べば、顔を上げて返事をしてくれる。
「どうしたの?気持ち良くない?」
近づく色気を纏った表情。
微かに光を受けて艶っぽく光る唇。
カラダが熱くなるの。
首を横に振って、両手を広げれば汲み取ってくれたのが抱き締めてくれた。
「気持ち良くてどうにかなりそう。」
耳元で囁けば、ビクッと震えるカラダに熱を帯びる頬。
感じてくれてる?
「日菜乃ちゃん。どうにかなっちゃおうか。」
「はい…岡本さんとなら怖くない。」
「私をめちゃくちゃにして下さい。」