第38章 徒花*
ナカに入ったまま、岡本さんは私を抱き上げ向かい合う形になった。
岡本さんが座る上に私が座る。
自分の重みで、今まで以上に深く交わる。
「深っ…」
「そうだね…っ。奥まで届いてる。」
「今度は日菜乃ちゃんが好きなように動いていいよ。」
ニコッと微笑み、腕を後ろに付く。
「無理です…出来ないっ」
いつもなら出来るけど、岡本さんの上で腰を振るなんて…恥ずかしくて顔から火が出そう。
「大丈夫。気持ちいいところを探して、そこを気持ち良くすればいいんだよ。」
「ほら。やってみて?」
「見ててあげるから。」