第38章 徒花*
何度かナカがボクを締め付け、一気に力が抜けた。
「イったんだね?」
そう言えば、日菜乃ちゃんは顔を真っ赤にさせながらコクッと小さく頷いた。
「気持ち良かった?」
「はい…夢みたいです…」
ボクを見つめるトロンとした瞳。
「夢じゃないよ。」
再度ゆっくりと抽出を始めると、すぐに声が漏れる。
「夢じゃ…ないっ…ぁっ」
「ボクのが入ってるんだよ?」
「分かる?」
日菜乃ちゃんの手を取り、結合部を触らせる。
「これがボクの」
指でボクのモノを触らせる。
そして、その指をずらす。
「日菜乃ちゃんのナカに入ってる。」
「ここが日菜乃ちゃんの入口だからね。」
もう一度、ボクの付け根から指を滑らせ吸い込まれる部分へと往復させる。
「今、日菜乃ちゃんとボクは繋がってる。」
「一つになってるんだよ?」
どんどん赤みを帯びる頬。
潤む瞳にボクも煽られる。
「ほら?言ってみて?ボクのがどこにあるのか。」
「今、岡本さんが私のナカに入ってる…」
「うん。そうだね。」
「これから、どうして欲しい?」
「もっと深く繫がりたいっ」
「よく言えたね。ご褒美を上げようね。」