第34章 疆域＊

下着を片足だけ脱がせ、足を割る。

「もっと大きく開けよ。」

そう言えば、素直に従う。

「ちゃんと両手で足持ってろよ？」

恥ずかしそうに顔を背けながら太股に手を添え開脚する。

いい眺め。

思わず舌舐めずりしてしまう。

俺も服を脱ぎ、主張している自身を宛がう。

先端に日菜乃の蜜を纏い、円を描き楽しむ。

「どうして欲しい？」

「……れて…」

「ん？ちゃんと言えよ？」

「…入れて…」

「お願いするのに、ちゃんと言えないのか？」

「俺の日ごろの教育がなってないのかな？」

「………入れて…下さいっ」

顔を真っ赤にさせて、泣きそう。

「うん。良く言えたな？」

「ご褒美だ。」

先端をナカへ進める。

「えっ…着けてない？」

「は？お前が望んだんだろ？少しくらい俺のやりたいようにやらせろよ。」

「でもっ…んっ」

細かく抽出を繰り返す。

「お前の周期くらい把握済み。」

「くっ…やっぱり着けないと違うなっ」

瞼を閉じて日菜乃を味わう。

「最初くらい具合を確認させろよな？」

言い終えると一気に突き上げる。

「ひゃっっ」

「色気のない声。」

「やっ…ダメっ」

「クチは素直じゃなけど、こっちは逃がすまいと絡み付いて来てるけど。」

ゆっくりと抽出を開始する。

その度にナカはうねる。

「温かくて…柔らかくて…最高だな。」

髪を撫でて、そっと口づけを落とす。

「んっ…はぁ」

「日菜乃も良い？」

虚ろな目が俺を見つめコクッコクッと頷く。

浅く、深くを繰り返しながら日菜乃の良いトコロを探す。

「っぁ…」

急に締まる内壁。

「見つけた。」

今度は、そこを重点的に責め立てる。

「やっ…ダメっ…そこっ」

言葉とは裏腹に背中に回された腕に力が隠り、両足は俺の腰に絡み付く。

「言葉とは裏腹の行動。そそるね。」

「成長するの早過ぎ。」

クスリと笑えば、眉を寄せて困ったように視線を逸らす。

「もっと俺を楽しませろよっ」