第31章 密議*
「誰だよ…スイッチ入れたヤツ。」
下半身へ伸ばされる指先。
すぐに到達すると熱を帯びた箇所へ躊躇いも無く忍び込ませる。
何度か指を動かせばクチュクチュと音を立てる。
「あっ…あっ」
腕に力を込めて、背中を抱く。
「舐めてるだけで濡れた?」
視線を逸らせば、耳元に唇を寄せられる。
「こんなに淫乱になってたんだな。」
その言葉にカラダが疼く。
「指じゃヤダ…早く挿れて…」
「こんなことまで言うようになったとは。」
「とんでもない虫が付いてたんだな…気付かなかったよ。」
指の動きを早め、付け根まで沈ませてナカをかきまぜるように指を折る。
不規則に折り込めば身体がビクリと跳ねた。
「指…イヤっ」
首を振って、懇願する。
「稼ぎ頭のお願いだから聞いてやるよ。」