第10章 見えない‥
それから数日がたった
「おはようごさいます。安倍さん」
「見えてないのか?」
「え?」
「ケダマ肩にいるんだが‥」
里奈は肩をみるがモジャがいることがわからない
「視力戻ってないって事ですか?」
「あぁ‥」
「そんな‥」
放課後になり安倍と屋上に向かった
「どっちにモジャがいるでしょうか」
「右」
「違う。正解はお前の肩だ」
「そんな‥」
「なんで戻んないんだろうな‥これじゃ仕事にならん‥クビも覚悟しとけよ」
「クビ‥!?嫌ですよ!」
「使えないやつをいつまでも雇っておくほど俺はお人好しじゃないんだよ」
「絶対に見えるようにしますから!そして安倍さんに頭下げさせてやる!」
里奈はそういうと上履きをなげた