第10章 見えない‥
トモリは目をあけた
「綺麗な空‥」
嬉しさのあまり涙を流した
「視力は数日たてばまたもどります」
「てわけだ。お前はもう帰れ」
「え?」
「妖怪がみえないんだ。いてもしょうがないだろ?」
「そうですよね‥わかりました」
里奈はその場をあとにした
(そういえば‥最近安倍さんと一緒にいたせいかなんか寂しいな‥家に帰りたくないけど妖怪が見え無いってことはモノノケ庵にもいけないんだよね‥)
里奈は重い足取りで家に向かった
「おかえり里奈」
「また遊ばない?」
「遊びませんから!」
里奈は部屋に向かった
「安倍さん‥」
気を紛らわすため勉強を始めたがだめだった
「だめだ‥モジャにも会いたい‥」