第8章 居場所
すると扉が勢い良く開いた
「あ?」
「金髪の兄ちゃんか‥邪魔しないでくれるかな?」
「邪魔なのはどっちだよ‥そいつから離れろよ」
モジャが安倍を呼んでくれたようだ
安倍は三人を吹き飛ばすと里奈を抱きかかえ走り出した
「モノノケ庵」
『大丈夫?ケガはない?』
安倍は頷いた
「こいつも無事だ‥たくっ」
「すいません‥安倍さん色々迷惑かけてしまって‥モジャもありがとう!」
モジャはニコッと微笑んだ
すると禅子から電話がかかってきた
「もしもし‥え?ヤヒコが?わかったすぐいくね」
「ヤヒコがどうした?」
「ヤヒコの様子がおかしいって禅子ちゃんが‥」
「わかったすぐいく」