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不機嫌なモノノケ庵〜不機嫌な主に恋をした〜

第5章 隠世


「気分が悪くなったりしたら言えよ?」

安倍はそういいながら紙を渡した

「なんか‥遠足の注意事項みたい‥」

「行くぞ!」

「は‥はい!」

暗い道を進んでいく

「もうすぐだからな‥おい!きいてんのか?」

安倍が振り向くと里奈は座り込んでいた

「気分悪くなったら言えって言ったろ?」

「すいません‥安倍さん」

里奈の顔色は悪い

安倍は里奈を抱えると歩き出した

「ついたぞ?」

「ありがとうございます‥」

隠世につくと里奈は元気になった

「俺についてこいよ。迷子になんじゃねぇぞ?」

「はーい!」

安倍についていくと薬屋についた

「あ!イツキだ!」

「あら〜久しぶりね」

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