第4章 タカボウ
ハリネズミは最後に微笑んだあと隠世の中に消えていった
「う‥」
里奈は体の力が抜け座りこんだ
「大丈夫か?」
「はい‥」
タカボウは弟にかけよった
「本当にありがとうだぁ!感謝するだぁ!」
タカボウは笑顔でそういった
「よし‥帰るぞ!立てるか?」
「すいません‥」
里奈は安倍の手をかり立とうとしたがふらついてしまった
「ほら‥」
安倍はしゃがんだ
「え?」
「いいからはやく乗れ」
「はい‥」
安倍は里奈をおぶるとあるきだした
(安倍さんいい匂い‥)
「あ‥そうだ。明日隠世にいくんたが‥お前もこい」
「モジャに会えますか?」
「会えるかもな」
「やった!モジャに会える!」