第4章 タカボウ
案内された所にいくとタカボウの弟が苦しんでいた
「悪い妖怪って?」
「あれだぁ!」
指さした方向をみるとハリネズミのような妖怪がこちらを睨んでいた
「安倍さん‥」
「タカボウの弟を苦しめないでやってくれ」
「女は久しぶり見た」
ハリネズミがくちをひらいた
「里奈!!」
ハリネズミは里奈に取り憑いてしまった
「大丈夫か!?」
だが里奈の様子がおかしい
「やれ‥だめ!だめ!‥」
ハリネズミの声と里奈の声が混ざっている
「あなたは‥やりなおせるよ‥誰かに八つ当たりしなくても‥大丈夫!だから私からはなれて‥タカボウさんの弟さんをもとにもどしてあげて?」
するとハリネズミは里奈からはなれた
安倍はすかさず隠世をひらいた