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不機嫌なモノノケ庵〜不機嫌な主に恋をした〜

第3章 ミツチグラ


お父さんの所へいくと様子がおかしい

「ずっと笑ってるの‥」

(このお面か‥)

里奈は本を読みはじめた

「何してるの?」

「まかせて!」

だがなかなか泣くことができない

(おかしいな‥いつもならないちゃうのに)

何度も読むがダメなようだ

「お父さんなおらないの?」

「なんとかするからね!そうだ‥名前おしえて?私は里奈」

「禅子‥」

「禅子ちゃんだね」

禅子と話していると父親が舌打ちをした

「おい!そこの女!うちの娘になにしてる!」

「お父さん!この人は助けにきたの」

だが話をきいてくれない

時々笑いながら怒っている

その頃安倍は里奈をまっていた

「おせぇな‥」

「里奈殿は危険かもしれません」
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