第3章 ミツチグラ
「モノノケ庵!」
中に入ると安倍は里奈を落っことした
「いたっ!?」
中には既にお客がいた
「ミツチグラさん」
「知り合いですか?」
安倍は頷いた
「私のお面を取り返してください」
そういうとミツチグラはお面を2つ取り出した
「笑いお面がないのです」
安倍は里奈のほうをみた
「お前がいけ」
「私ですか?」
「いい経験にもなるしな」
「どうすればいいんですか?」
「相手を泣かせればいいのです」
「とりあえずいってこい!」
安倍に背中を押され里奈は外にでた
「お寺?」
「誰?」
振り向くと女の子がいた
「あ‥えっと‥」
「もしかして私のお父さんをなおしにきたの?」