第2章 はじめまして
「さぁ、私達も準備しましょうか」
「そうね」
「スイはゆっくりしててね。」
ロビンとナミは行ってしまった
「スイ!」
「チョッパー?」
「スイの話聞かせてくれ!」
チョッパーがキラキラした目で聞いてくる
「いいよ。何の話がいい?」
「そうだなー!お前、好きな奴いんのか?」
「ブハッ…な、何でいきなり?!」
「気になったから!」
「んー…いないよ?」
「そーなのか?」
「うん」
「じゃあ「スイ、お前、強いのか?」」
ルフィがチョッパーの話を遮った
あ、チョッパー怒ってる
「そこそこ強い…のかな?」
「「そうなのか?!」」
ルフィとチョッパーの声がハモった
「う、うん」
「戦ってみてー!」
「やだ。」
「なんでだよー!」
「ルフィ強いから」
「でも、もしかしたらスイの方が強いかもしれねーじゃん!」
「ルフィと戦ったら、私死んじゃうかも。」
「それはダメだ!」
「なら、戦わない。」
「ちぇー。」
ルフィは口を尖らせていた
「なぁなぁ、俺とは?」
チョッパーが聞いてきた
「また今度ね。」
「おう!」
「えー、チョッパーだけずるいぞー!」
「分かったわよ…ルフィもまた今度ね。」
「やったー!!」
ルフィもチョッパーも大喜びだった
やっぱり、この一味はおもしろいなぁ…
「おい、スイ。」
「ゾロ。」
「筋トレ…手伝え」
筋トレ?
「あ、うん」
ゾロについて行き、ゾロの言ういつもの場所にやってきた
「何するの?」
「これ、持っててくんねーか」
ゾロが渡してきたのはダンベルだった
「え…か弱い女子であるこの私にこれを持てと?」
「おう。」
ダンベルには1tと書かれている
…1トンのダンベルを私に持てと?
どこの筋肉バカだよ。
「…ハァ))ユメユメ…"浮"」
ふわ…
1トンのダンベルが浮かんだ
「で、これをどうするの?」
「…お前、悪魔の実の能力者だったのか…」
「え、うん。え?言ってなかった?」
「俺は初耳だ。」