第12章 突然すぎません?
どうしても気になってしまう
さっきからずっとプルプルと震えて…
「もしかして、あれ怒ってない?」
「「「え?」」」
全員の声が揃った
「わしを………会話に混ぜんかー!!!」
「ほら、怒ってた」
「じーちゃんと話すことなんかない!!」
ルフィがキッパリという
「ルフィ…流石にそれはガープが可哀想…」
「ガープさん、ちょっと落ち着きましょう!」
シュウが宥める
「スイ!!!」
「は、はい??!」
ガープにいきなり名前を呼ばれて驚いた
「今度ゆっくり話に来い!!」
「「「へ?」」」
周りで心配していた海兵までもが間抜けな声を出した
「わかったか?!」
「は、はい!!」
あのおじーちゃん怖い←
「俺じゃねーのかよ!」
思わずルフィがつっこんだ
「お前に話など今は無いわ!」
「今は無いのね…今は…」
「スイ早く戻ろーぜ!」
ルフィが船へ戻ろうと催促してくる
「うん。戻ろっか!
じゃ、ガープ。また来るねー」
私はそれだけ言い残し、ルフィとともに船に戻った
それにしても、何だったんだろ…
行くだけ無駄だったみたいな
ま、いっか
ルフィとガープが戦うかなーなんて思って期待してたのに
次会ったら戦いそうだけどね
「スイ!」
「なに?ルフィ」
「じーちゃんの所に話になんて行かなくていいからな!!」
「フフッ…わかったわ。船長さん」
「おう!」
そしてその日の夜、私はロビンのベッドにお邪魔しております
「えっと…ロビンさん?」
「何かしら?スイ。」
「お顔がお美しすぎて直視できないのですが」
「なら寝ればいいじゃない」
「いや、そのですね?緊張してると言いますか…」
「なら反対を向いて寝てみたらいいんじゃないかしら?」
ロビンから顔を背けろと…
くるっと後ろを向く
目の前にはナミの顔
「あ、こっちも美人すぎて寝れない」
「あら、正直ね」
ナミがニッコリと笑う
「2人共私を寝かす気ないでしょ…!」
「「?あるわよ?」」
「そしてそこでなぜハモる!!」
「スイ、早く寝ないと明日、起きれなくなるわよ?」
「そうそう。早く寝なきゃね?」
「だから、美人2人に挟まれて寝れません…!!!」