第12章 突然すぎません?
「ごめんルフィ、捕まっちゃった…」
なかなかの演技力だと我ながら思う
「!!スイを返せ!」
「それはできんの。」
「なら、力ずくで取り返す!」
そう言ってルフィがこちらに突っ込んできた
「ゴムゴムの…」
ルフィがこちらに攻撃をしようとした瞬間、シュウが動いた
「消えろ、ゴムゴム」
「お前…っ!!」
ルフィの能力が使えなくなる
…この船最強じゃん。
「ルフィ、俺のこと忘れてた?」
「わ、忘れてねぇ!!」
いや、あれは忘れてたな…
「フッ…ざまぁwww((ボソッ」
思わず言ってしまった
「ルフィ、わしもおるぞ」
その声が聞こえた瞬間、ドゴーンと大きな音が響いた
音源には大きな穴
海兵達がすごくショックな顔をしている
…きっと、修理させられるんだな
そんなことを思いながら観戦する
「じぃ…ちゃん!!」
ルフィは少し苦戦しながらもそのまま海兵達を倒していく
シュウとガープ、後方にいる二人以外がやられてしまった
やっぱり強いなぁ…
「じーちゃん!!スイを返せ!」
「ならばわしを倒してみろ!」
「ガープさん、ゴムゴム戻りますよ」
お、ケシケシの実のタイムリミットか
「ゴムゴムの…」
ガープは武装色の覇気をまとい、ガード体勢に入るかと思われた
だが、ガープは拳骨を構える
…うん。やばい。
「ユメユメ…"守"((ボソッ」
互いの船に被害が及ばないように薄めの結界を張る
これでいいかな
「JET銃(ピストル)!!」
二人の覇気をまとった拳がぶつかり合う
かなり強い衝撃波があたりを襲う
海が大きく揺れた
「強くなったのぅ、ルフィ」
「ガープさん、代わってもいいですか。」
シュウがそう言った
珍しい
そんなに戦ってみたいのか
「かまわん。お前の実力、みせてやれ」
「はい!」
…本当は見たいんだけどねとっても見たいんだけど…
「これ以上は、船が壊れるからダメ。」
私はそう言って二人の間に立った
「「スイ!」」
「二人共、ストップ」
私は二人の動きを能力で止めた