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ONE PIECE〜巫女の秘密〜

第12章 突然すぎません?



「久しぶり、ガープ。
老けたねー。」

「余計なお世話じゃ。で、何のために捕まったんだ。」

「んー?ルフィがガープに会いたくないって言うから伝言のためかな?」

私はそういうとカチャリと手錠を外した

「まーだあいつはそんなことを言っとんのか。」

「ガープが我儘だからじゃない?あ、似たもの同士だからかな?」

「…サカズキが躍起になってお前を捕まえようとしとるぞ。エスポワール・D・スイ。」

「サカズキぐらい、どうってことない。
私には仲間がいるもの。」

「ルフィ達のことか?」

「そう。ルフィ達が私を守ってくれるから。
いい船長とクルーだよ。麦わらの一味は。
私なんかがいるのがもったいないくらい。」

「すべてに繁栄をもたらす命の巫女が何を言うか。
むしろ逆じゃろ。ルフィが恵まれとるんじゃ。」

「だといいけどね。」

「お主は海軍に捕まる気は無いんじゃな?」

「ないよ。元帥がクザンなら考えてかも。」

「そうか。」

ガープがそう言ったのとほぼ同時に遠くから大きな音が聞こえた

「?今の音…」

「何か聞こえたか?」

私は耳がいい。他の人より何倍も。

今の音はかなり遠くからした

なんの音だろ

「なんかね、ドーンって感じの音…」

ふと目の前が陰った

「「ん?」」

空を見上げるとそこに見えたのは船底。

「ありゃ。」

「なんじゃ?!」

バッシャーン

船が着水した

「わぁ、サニー号だー。」

「ルフィが来たのか?」

「みたいだね。
あ、そーだ。捕まってるフリでもしてあげようか?
そしたらルフィの実力、見れるんじゃない?」

「…ルフィの実力…そうじゃな。
ならば手錠を…」

カチャリ

「ん。はめてる。」

「シュウ!戦闘準備じゃ!!」

ガープがそう叫ぶとシュウが出てきた

「了解しました」

そう言って、海兵達を配置していくシュウ

「コビーと、ヘルメッポは後方で待機。
俺は前線に出る。」

「「了解」」

ピンクの頭の海兵と変なメガネ?かけてる海兵が返事をして後方に下がる

え、あれメガネ?アイマスク?どっち??

そう思っていると、いつの間にかルフィがこちらの船の船首に乗っていた

「スイ!迎えに来たぞ!!」

そう言って手を差し出すルフィ

私は少し困ったような顔で手錠を見せた
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