第12章 突然すぎません?
「んー…まぁ、気に入ってる…かな」
「何でそんなに微妙な反応なんだよ…」
「いや、気に入ってるも何も…仲間だし…」
「…仲間…」
シュウがとても驚いた表情でこちらを見てきた
「え、何、意外だった?」
「うん。ま、スイに仲間が出来て良かった。」
ニカッと笑うシュウ
「そだね。あ、そう言えば…この前、クザンが来たよ」
「大将が?!」
「"元"大将ね。」
「……忠告でもされた?」
「気をつけろってさ。」
「サカズキ元帥も本気だしな。
気をつけろよ?」
「ま、倒せばいいし。あいつのこと大っっっ嫌いだし!」
「好きなやつなんて滅っっ多にいないだろ。」
シュウが笑いながら答えた
「いたとしても、相当物好きね」
話しながら飛んでいると、いつの間にか海軍の船が見えてきた
「お、見えてきたな」
「…てか、私のこと、どう説明するの?」
「…………捕まえたって事で…」
「やだね」
「だって、双子ってばらせねーし…」
「ハァ…好きにどーぞ。」
「じゃ、手錠はめてくれる?」
「はいはい。どーぞ。」
カチャン
私の手首には手錠
いい気分はしないね
「じゃ、行こうか。」
私はシュウに連れられて海軍の船におりた
「ただいま戻りました」
シュウの声を聞いて甲板にいた海軍達がこちらを向いた
「「「命の巫女!!」」」
わぁ、めっちゃ叫ばれた
「シュウ!」
「!ガープさん、ただいま戻りました!」
そう言ってシュウは敬礼した
「…と、スイじゃな。」
ガープがこちらを向いた
「おひさー。ガープ」
「…ガープさん、とりあえず本部に連行でいいですか?」
「!?え、それはやだ。」
思わずつっこんでしまった
「少し黙っててもらえますか?((ニコッ」
シュウが満面の笑みで言ってくる
「少し待て。わしはこいつと少し話をする。お前達は船内で待っていろ。」
「了解しました。」
海兵達が船内へと入っていく
「若い中将さん。頑張って出世しなよ?」
「大きなお世話です。」
少しからかっただけなのにめっちゃ怒るじゃんあいつ。
まーいいや。