第11章 悪戯
「ってな訳だったんだけどね。」
「うん。良くわかったわ。じゃあ、早速元に戻してくれる?」
「えー…」
「戻してくれる?((ニッコリ」
ナミ(見た目はロビン)の笑顔がとてつもなく怖い
「はい、元に戻します。
ユメユメ…"解"」
辺りが光に包まれた
「あ、戻った」
ルフィの声が聞こえた
「みんな戻れた?」
「戻れた?じゃないわよ!!なんてことしてくれてんの?!」
「な、ナミ落ち着いて?」
「落ち着いてられるわけないでしょ!?」
「ち、ちょっとした悪戯…ね?」
「スイ」
「何でしょうかナミさん。」
「何でこんなことしたわけ?」
「…人格入れ替えて、技も入れ替えて…ワタワタする皆を見たかった。
技を発動するのを見れなかったのが少し悔しかったりしてる。」
「とっても素直でよろしい。…って、あれ?ゾロとサンジくんは?」
「あ、あの2人は…」
「「何でまだお前と!?!?
ふざけんじゃねぇ!!!!」」
ゾロとサンジの叫ぶ声が聞こえた
「スイ、お前またなんかしたのかー?」
ルフィが聞いてきた
「あの2人だけ戻すの忘れてた☆」
「面白いから置いといていいわよ。それより、スイ。」
「あの2人は放置でいいんすね。何でしょうナミさん。」
「あの2人の技とかって…」
「もちろん、入れ替えてるよ!
今、サンジ(中身ゾロ)は足技、ゾロ(中身はサンジ)は剣技が使えるようになってる!
要するに、見た目通りだね。中身が違うだけで。」
「ちょっとそれは見物ね…」
「しばらく見ていましょうか。」
ロビンとナミは椅子に座り観戦し始めた
ルフィ、チョッパー、ウソップ、フランキー、ブルックも同様だ
私は苦笑いしながら見ていた
「てめぇ、さっさと俺の体から出ていきやがれクソマリモ!!」
「それを言うならお前だ!!クソコック!!」
「ねぇ皆。どっちが勝つと思う?」
ふと思ったので聞いてみた
「「「ゾロ。」」」
ナミ、チョッパー、ウソップがそう答えた
「「「サンジ。」」」
ロビン、ブルック、フランキーがそう答えた
「わかれたねー。あれ、ルフィはどう思う?」
「俺は…どっちもどっちだと思う。だって、2人ともつえーから!」
「そうだね。
まぁ、技が入れ替わってるから…どう戦うのかが楽しみね」