第9章 "光"の巫子
「相変わらず、人使い荒いね。」
「そう?私をつけてきたあんたが悪い。」
「なーなー、スイ。こいつ誰だ?」
「あ、紹介忘れてたね。ほら、自己紹介して。」
「超上から目線。"光"の巫女のカナ!よろしく!」
「おう!俺はルフィ!!よろしくな!」
自己紹介を終えた二人
「じゃあ早速、この水がなんでこんなに有毒なのか見てくれる?」
「あぁ、それならもう原因わかってるよ」
「そうなの?」
「そうなのか?」
「うん。上の方に住んでる貴族が一人いてね。
そいつが宝石関連の研究をした時に出てきた水を川に流してた。それで、どんどん水が汚染されてったってわけ。」
「なるほどね。そういえばカナ、あんた一人?」
「ううん。仲間といるんだけど...任務があるから別行動」
「...あんた、任務放棄したの?」
「してません!」
「なら何でここに?」
「ん?スイに手伝ってもらおうと思って!」
「はい??」
いまいち状況がのみ込めない
「あ、もちろんルフィ君も」
「「は?」」
ルフィとハモった
「さ、行くよ!」
「え、ちょ待っ...ええええええええー!!」
「うわぁっ!」
カナに手を引かれ、やってきたのは街の広場
「てか、何させる気?」
「二人には、暴れてもら...「無理だからね。」」
私は否定した
「なんで?!」
「そんな事したら海軍来るから!!」
「海軍来ちまったらナミがキレる!」
珍しくまともなことを言うルフィ
「えー...」
「一人で頑張りなさい。仲間もいるんでしょう?」
「いるよー。じゃあ、ここで2時間くらい待っててね。」
カナはそれだけ言い残して行ってしまった
「え、うそ」
「あいつ、行っちまったぞ?」
「2時間も待つの?」
まじ?