第9章 "光"の巫子
しばらく街を探索していた
やっぱり、活気が溢れてるなー
みんな幸せそうだ。
うん。いい事だな
「スイ。」
背後から誰かに声をかけられた
んー、この声はー...
「ルフィ?」
後ろを振り返った
「にししっ!正解だ!」
「ルフィ、街回ってたんじゃないの?その後、森に行くって...」
「街は回ったから森に行こうと思って。で、スイを誘いに来た!!」
めっちゃいい笑顔で笑うルフィ
「行くっ!!誘ってくれてありがとう、ルフィ」
「おうっ!行こうぜ!」
ルフィが私の手を掴む
「へ?」
「走るぞ!」
はし...る?
「うぇ...うおぉぉぉい!!」
全力で私の手を掴んで走るルフィ
もっと色気のある声でたらいいのに...キャーとかさ。
てか...私よく走れてるな...
そんなことを考えながらも、ルフィに手を引かれ、走った
しばらく走って、森の中心部についた
「すっげー!!」
ルフィがすごいと言うのにも頷ける
なんて言ったって、この森...あらゆる所が輝いていて、神秘的な森になっている
目の前にある滝なんか、七色に輝いてるし
「綺麗...」
「だな!!!」
しばらく辺りを眺めていた私とルフィ
神秘的な森だな...本当に綺麗…
「ここの水…めちゃくちゃ澄んでるね」
「透明なのにキラキラしてるよな!!」
ルフィが目を輝かせていた
「でも、飲むのはやめた方が良さそう」
「なんでだ?」
「何となく。理由知りたい?」
「知りてぇ!」
「なら、呼ぼうかな。
カナいるんでしょ?ちょっと頼まれて。」
ガサッ
木の上から音がする
まさか、会えるとは思ってなかったけどね
ストッ
私のよく知る人物…
光の巫女であるカナがおりてきた