第5章 lunchtime☆
「サンジ!今日の飯!何で肉がないんだ?!」
「お前が野菜を食べないからだ。それに、今日は俺は昼飯作ってねぇからな。」
「え?なら、誰が作ったの?」
ナミが問いかける
「スイだぞ!」
チョッパーが答えた
「あんたが作ったの?!」
「う……うん。」
「随分美味しそうね。」
ロビンがこちらを見てニコリと笑ってくれる
……ロビン…惚れるよ?
「スーパー美味そうだぜ!」
「ヨホホホホ、早く食べません?」
「俺も早く食べたい!」
フランキー、ブルック、ウソップの三人がウズウズしている
「フフッ……どうぞ、召し上がれ?」
「「「いっただっきまーす!!」」」
みんなご飯を食べ始めた
私はドキドキだ
不味かったらどうしよう……
その一心だ
「うめぇ!!」
ルフィが叫んだ
肉がないと言っていた、あのルフィが
「ほ、ほんと?」
「うん!うめぇ!スイ、スゲェな!!」
「ありがとう!!」
ルフィはむしゃむしゃと食べ進めていた
「美味いな…これ。」
サンジが呟いた
「ほほほ、ほんとに!?」
「もちろん!とても美味い…この味付けは?何を使ったの?」
サンジが指したのはパスタのソース
「あぁ、これね。サンジならすぐわかると思ってたけど……
ホワイトソースを作って…チーズを入れて、すこーしだけ生クリーム入れたの。
で、胡椒をパラパラーって」
「だからか…クリーム系のソースには生クリームをあまり入れない方が良かったんじゃ?」
「基本はね。でも、パスタにもチーズ練りこんでるから、あまりしつこい味にしたくなかったし……水とかお湯を入れるわけにもいかないけど、コクというか、まぁ一味足りなかったから生クリームを使ってみた!」
「なるほど…新しい発想だな。」
サンジはマジマジと料理を見ていた
「スイ!」
「何、ナミ。不味かった?!」
「いや、そんな訳ないでしょ?とっても美味しいわ。
ありがとう。」
「よ、良かったー!!」
みんなが喜んで私の作った料理を食べてくれる。
こんなに嬉しいことはない。
それに、美味しいって。
嬉しいなぁ!!
「スイ!!」
「何?ルフィ」
「また作ってくれ!」
「!!うん!」
めっちゃくちゃ嬉しいな。