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揺れる想い

第6章 怪我


…!
「だから、森下さんの本心を聞きたい」
「降矢君」
「…今日はもう帰ろう。…考えといて」
そういって私たちは保健室をでた。
その日、一緒に帰ったけれど一言も喋らなかった。


「本心…ねぇ」
私は休み時間、教室でぼやいた。
「何、どうしたの急に」
由美が話しかけてきた。
「まぁ…ちょっとね」
「何それ…。てか思ったんだけどあんたと洸…なんかあったの?」
「え?なんで」
「なんでって…あいつ元気なかったから…あんたと何かあったのかなって」
「?なんで原因が私って思うの?」
「いや、だって、あ…ごめん何でもないわ」
由美…様子が変?
「唯ー。先生が呼んでる」
「あ!あーちゃんありがと」

+*+*+*+*+*+*+

「大丈夫かな。唯も洸も」
「大丈夫…じゃない?」
「かな」
「ねぇ…由美」
「何?」
「あんたがさ…洸を応援してる気持ちもわかるし、もちろん唯が大切なのも分かるけど」
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