【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第8章 夜はこれから
「出会った頃は確かに...ニートで...
頼りなかったと思う...」
「でも僕ら、もう自分で会社立ち上げちゃったからね!」
「だから...、だからさ、柚葉ちゃん。」
一松、トド松、チョロ松も続き
6人の視線が私に集まる。
「「「「「「仕事辞めて?」」」」」」
...え。
...本気、だったの...?
「えっ、でも...」
片付けすらまともに出来ない私が。
仕事を辞めてしまったら
本当に何一つ出来ることがなくなってしまう。
「柚葉、片付け苦手だろ??」
「部屋もあるんだ、俺達と一緒に住まないか。」
悩んで言いよどむ理由すらすぐさま言い当てられて。
「僕たちのプロポーズ、受けてくれるんでしょ?」
「僕たちの奥さんになって。」
そんなまっすぐな目で言われたら…
「奥さん!奥さんだって柚葉ちゃん!うひゃ~!」
「お家帰ってきたら柚葉ちゃんのご飯があるとか最高だよね!」
断る理由なんてなくなっちゃうじゃない…バカ…
「・・・分かった、分かったよ、あたしの負け」
肩をすくめてそうほほ笑めば6人の表情が
パァっと明るくなって。
その表情を見られるだけで
あぁ、これで良かったんだって心から思えるの。